月日は百代の過客にして行かう年も又旅人なり。 舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老を むかふる物は日々旅にして旅を栖とす。 古人も多く旅に死せるあり。
予もいずれの年よりか片雲の風にさそはれて、 漂白の思ひやまず、海濱にさすらへ、 去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひてやゝ年も暮、 春立る霞の空に白川の関こえんと、
そヾろ神の物につきて心をくるはせ、 道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。
(以下略)
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> <HTML> <HEAD> <META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> <META http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css"> <TITLE>CSS覚書</TITLE> <STYLE type="text/css"> <!-- body { margin-left:10%; margin-right:10%; color:#000000; background-color:#ffffff; } h1 { text-align: center; color: #ff6600 } div.poem { writing-mode: tb-rl; /* 縦書き表記にする */ font-family: HG行書体; /* フォントをHG行書体にする */ font-size: 18px; /* 文字のサイズを18ピクセルにする */ height: 15em; /* 高さを15文字分にする */ line-height: 1.5; /* 行の高さを1.5文字分(=行間を0.5文字分)にする */ border: double 4px maroon; /* 枠線を二重線・太さ4ピクセル・栗色にする */ background-color: #fff0e0; /* 背景色をクリーム色にする */ margin-left: 10%; /* 枠線の位置を左端から10%にする */ margin-right: 10%; /* 枠線の位置を右端から10%にする */ padding: 0.4em; /* 文字から枠線まで(余白)を0.4文字分にする */ } h2 { font-size: 200%; /* 見出しの文字を2倍(200%)の大きさにする */ } h3 { font-size: 150%; /* サブ見出しの文字を1.5倍(150%)の大きさにする */ } } p { text-indent: 1em; /* 段落の先頭を1文字分だけ字下げする */ } --> </STYLE> </herd> <BODY> <h1>文字を縦書きにする</h1> <div class="poem"> <h2>おくのほそ道</h2> <h3>序章</h3> <p> 月日は百代の過客にして行かう年も又旅人なり。 舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老を むかふる物は日々旅にして旅を栖とす。 古人も多く旅に死せるあり。 予もいずれの年よりか片雲の風にさそはれて、 漂白の思ひやまず、海濱にさすらへ、 去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひてやゝ年も暮、 春立る霞の空に白川の関こえんと、 そヾろ神の物につきて心をくるはせ、 道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。(以下略) </p> </div> </body> </HTML> |